心を開かせて良好な人間関係を築く方法|ラポールとは?



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人間関係を良好にするためのキーワードに「ラポール」があります。元々心理学用語ですが、一般的にも良く知られている言葉です。

抽象的な言葉のため理解が難しく、使いこなせている人は少ないと思います。また、多くの方はラポールの本当の意味を誤解しています。

ラポールの本当の意味を知り、正しく使いこなす方法をご紹介します。

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ラポールとは?

ラポールの一般的な意味

ラポールは「親密な関係」、「信頼関係」などと訳されます。フランス語では「橋をかける」という意味があります。

あなたがある人と打ち解けた状態にいる時、相手のことを信頼している時、一緒にいて楽しいと思う時、これらの状態にある時2人の間にはラポールが形成されているということです。もちろん、相手の方もあなたと同じように感じている必要があります。

ラポールが築けているということは良好な関係にあるということになります。仕事、プライベートどちらの場合でも、人とストレスなく過ごしたいと思うのなら、ラポールを築くことがとても大切になってきます。

ラポールの本来の意味

実はラポールの一般的に知られている意味は本来のニュアンスとは少し違うものです。古い本のラポールの訳は「精神感応」となっています。精神感応とは何もしなくてもふと心が通じ合ってしまうことを指します。

例えば、あなたがAさんに電話をかけようと思っていたら、ちょうどAさんから電話が来たというような経験が精神感応です。これが本来のラポールの意味です。

一般的に知られている意味の「信頼関係を築く」といった解釈だとラポールを築くためには「仕事の納期をしっかり守る」や「約束した時間にいつも間に合わせる」といったことを考えてしまいます。しかし、ラポールというのはこれらの経験や理屈によるものではなく、生理的なものに近い考え方です。これは「何となく気が合う」と思う感覚に近いものです。
そのため、ラポールを築くためには○○をすればいいというものではなく、比較的自然に形成されるものなのです。

良く使われるラポールの築き方

自然に形成されるものであっても、ラポールを築くためのちょっとしたテクニックはもちろん存在します。今回は4つ紹介します。これらは良く知られたテクニックですが、知っておくことは有用です。

ただし、今から紹介する4つのテクニックは素人には難しい部分もあり、使いすぎるのも逆効果になってしまうものなので、いきなり実践で使うのではなく、親しい人と話す場合で練習をして慣れてから使うことをおすすめします。

ミラーリング

ラーリングとは、相手のしぐさや姿勢を鏡に映しているように真似るテクニックです。

例えば、ラポールを築きたい人とあなたがカフェでコーヒーを飲みながら話している場合は相手がコーヒーを飲み始めたら、こちらもコーヒーを飲むといったことが挙げられます。

気の合う友人やカップルなどのしぐさを良く観察すると、自然とミラーリングが行われていることに気づくでしょう。もともと人は気の合う人としぐさが似てくるものだからです。

とても良く似ている老夫婦はたくさんいますが、彼らはもともと似ている人が結婚したのではなく、長年連れ添った結果似てきたと考えられます。

相手に動きを合わせる動作を意図的にやることで、無意識的に相手とあなたが似た存在であると伝える方法がミラーリングです。ただ、相手のことをマネするテクニックですので、相手にマネをしていることがバレてしまうとラポールを築くどころか不信感を抱かれますので注意してください。

ペーシング

2つ目は、相手の話し方やリズムを合わせるテクニックです。ミラーリングとの違いは、真似るものの違いです。ミラーリングは「相手のしぐさ」を真似る。ペーシングは「相手の話し方」を真似るものです。

話し方はしぐさと違い目に見えづらいものなので、ミラーリングより難易度が高くなります。慣れるまでは親しい人にだけ行って練習する必要があるかもしれません。

相手がゆっくり話す方ならこちらもゆっくりと話す。相手が早口ならこちらも早口で話す。これが基本的な考え方ですが、相手の肩や胸の動きに注目するとリズムを合わせやすくなります。

人を呼吸のたびに肩や胸が動くことがあるからです。このテクニックも相手に不信感を抱かれないレベルで行う必要があります。

キャリブレーション

3つ目のキャリブレーションとは、相手の心理状態を言葉以外のサインで認識するテクニックです。言葉以外のサインとしては姿勢、呼吸、表情、声のトーンなどがあります。

例えば、相手がとても疲れている時ならどんなに口では「大丈夫」といっていても、声のトーンや顔色などから疲れていることがわかってしまうはずです。

こういうサインを読み取り、その人に「顔色がなんか悪いよ」と言うことがあると思います。これがキャリブレーションです。言葉では現れないわずかな変化から相手の気持ちを読み取ることで、相手は信頼感を持ってくれやすくなるのです。

相手が風邪を引いているなど大きな変化の場合を除いて、多くの心理状態は外からそこまでわかるわけではありません。そのため、初対面の人には使えないでしょう。

一度会った人なら前回会った時との比較で何かヒントが見つかるかもしれないので、そういう観点で相手のことを観察してみましょう。

ただ、いきなり相手の気持ちを読み取ることは難しいので、ある程度の訓練が必要になります。また、気持ちを悟られたくないと思っている人に対して必要以上に気持ちを探ろうとすると嫌われる可能性があります。

バックトラッキング

バックトラッキングとは、いわゆるオウム返しのことです。相手の言ったことを自分も改めて言うことで、相手の話を聞いていて、受け止めていることを伝えることができます。特に相手が聞いてほしい話をしている時に上手く使えば、より効果的です。

相手の言ったことをそのまま言い返すだけではなく、ポイントをまとめて要約して言い返す方法とキーワードを使って言い返す方法の3種類あります。

また、相手の言っていることを少し変えてオウム返しする場合には注意点があります。それが「語尾を同じにして言い返す」ということです。

上の例で言うと「海外に行ってきたんですね!」と返すとこちらが必要以上に丁寧な言葉を使っている分、相手が距離を感じてしまうかもしれません。

語尾には相手との無意識の距離が現れることがあるので、そこを同じにしてあげないと最悪の場合、話を聞いていないと勘違いされることもあります。

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基本からラポールを実践しよう

良好な人間関係を作ることは仕事においても、プライベートにおいても重要です。相手とラポールを築くことができれば、お互いに気持ち良く生活できます。

この記事で紹介したテクニックを使いながら、相手に心を開くことを心がけましょう。そうすれば、きっと相手の方もあなたに心を開いてくれ、ラポールを築くことができるようになるでしょう。